研修会の報告

平成22年度 夏期研修会(8/9~8/11)

8月9日(月) 入所式、野外活動

■入所式
8月9日 午前9時過ぎに岡山を貸切バスで出発し、真夏の陽射しの中、閑谷学校に到着しました。最初に八正会理事長の挨拶に始まり、閑谷学校の先生のお話があり、続いて宿泊についての注意事項などの説明を聞きました。さあいよいよ楽しみな夏期研修のスタートです。

■野外炊事、ブラインドツアー
今年は3年に一度の野外炊事です。メニューは牛鍋です。作り方の説明を聞いた後、班ごとに分かれていざ調理。ご飯の準備をする人、野菜を切る人、まきでかまどの火を熾す人等、役割を決め協力して作りました。最初は緊張していた1年生も、食べる頃にはすっかりうちとけた様子。味は班の好み?で出来上がったようですが、みんなで汗を流して作ったので、とてもおいしかった・・・はず。食事のあとは場所を移動してブラインドツアー。目隠しをしてロープを伝って急な山道を下ります。何がある分からないので、足元に神経を集中してゆっくり、ゆっくり・・・怖さと同時にいろいろなことを感じたようです。

■レク&交歓会
夜になってみんなが楽しみにしているレクリエーションが始まりました。童心に帰って飛んだり跳ねたり元気に騒いだところで、OBの方たちも一緒に輪になって交歓会です。ひとりずつ自己紹介をして、周りからの質問に答えます。だんだん顔と名前がわかってきてより親しみが増してきました。その後は宿泊室でスタンツの練習をしたり、話をしたりして楽しい夜を過ごしたようです。夜を一緒に過ごすと、何年も前からの友達みたいに一気に仲良くなれます。

8月10日(火)ディベート&レク&スタンツ発表

■ディベート(講師:西口元先生)
午前9時より恒例のディベートです。今年のテーマは「進学塾は必要である」と「男性も育児に参加すべきである」の是非について行ないました。西口先生の講義とディベートのやりかたの説明を聞いた後、班ごとにテーマを選びました。みんなが調べてきた資料や新聞記事などの資料を参考に、話し合ってグループとしての主張を組み立てていきます。グループは1年生から3年生までの混合のメンバーです。先生やOBのアドバイスも参考にしながら、理論をまとめて、模造紙に書きます。午後からはOBの先輩の進行により、ディベート討論会の開始です。決められた時間内に主張をきちんと説明し、反対尋問に答えなくてはなりません。初めての1年生も先輩に教わりながら流れをつかんでいきます。討論のあとはお互いに採点しあって、勝敗を決め、勝っても負けても対決が終わったら仲良く握手して終了です。

■レク&スタンツ発表
緊張のディベートも終わって、今夜も楽しいレクリェーションの時間です。OBの先輩の進行で、大いに盛り上がり、恒例の「大根抜きゲーム」では、超本気モードでしたね。翌日体のあちこちが痛かったのでは?その後のスタンツ発表は、各班とも熱心に練習していただけあって、凝った内容でとても楽しいものになりました。今日の夜は、スタンツの練習もないので、しっかり眠れるはず・・・ですが実際のところは分かりません。

8月11日(水) ボランティア&備前焼体験

■ボランティア
最終日の三日目は、朝食・掃除のあと、9時からボランティア活動です。今年も施設玄関前の石橋を磨きました。かんかん照りのなか、タワシ片手に力を込めて石橋を磨けば、汗が流れます。でも、みんなで力を合わせれば、たまった汚れが少しずつきれいになって、とても暑かったけど終わった後の気分は爽快でした。

■備前焼体験、退所式
少し休憩をして10時からは、備前焼体験の時間です。作家の先生が備前焼の歴史の話や作り方を説明をしてくださり、あっという間に見本を作り上げました。しかし、いざ自分たちで取り掛かると・・・なかなか思うようにいかなくて、土をこねている時間が長かった人もいたようです。みんなが一生懸命心を込めて作った作品が出来上がって来るのが楽しみですね。昼食のあと研修会の感想文を書いて退所式を行ないました。三日間お世話になった閑谷学校の先生にみんなでお礼を言って終了です。

初めて参加する1年生は来るまで不安でいっぱいだったようですが、一晩過ごすと、友達が増えてよかった、来年もぜひ参加したい、と喜んでいました。また次回も元気な顔で会いましょう。