研修会の報告

平成18年度 夏期研修会(8/11~8/13)

8月11日(金) 工場見学&交歓会

■株式会社トンボ・玉野工場見学
今年は制服を作っている株式会社トンボの工場を見学しました。はじめに八正会理事長と株式会社トンボの社長のお話を伺い、その後2つのグループに分かれて工場の方に職場を案内してもらいました。奨学生が一番に驚いたことは、一着の制服が出来上がるまでにたくさんの人たちが関わっていることでした。そして改めて自分が着ている制服に愛着を持った奨学生もいるようでした。中には制服をもう少しきちんと着ないといけないと反省した人も…。工場見学の後、展示スペースで制服の歴史の話を聞いたり、いろいろなデザインの学校制服を見たり、貴重な体験をさせていただきました。

■閑谷学校へ
工場見学を終えて、閑谷学校へ移動し、晩はOBの方達を交えた交歓会を行いました。高校1年生は初めての参加で緊張気味でしたが、全員が自己紹介をしたり質問をしたりして、やっと和んだ雰囲気になりました。この後の各部屋での自由交歓の様子は事務局ではわかりませんが、寝る時間を惜しんでゲームをしたり一晩中語り合っていたようです。

8月12日(土) ディベート&スタンツ発表

■ディベート(講師:西口元先生)
今年も西口先生の指導でディベートを行いました。テーマは「靖国神社参拝の是非」と「学校制服は必要か否か」でした。靖国神社のテーマは高校3年生が取り組みました。とても難しい内容でしたが、新聞記事などを参考に熱心にグループ討議をしていました。高校1、2年生は学校制服のテーマに取り組みました。身近な問題だけに、ディベートでは反対尋問で白熱したやり取りがありました。先生の総評にもありましたが、最近は女子が元気でなかなか手ごわい存在です。

■キャンプファイヤーのはずが…
夜はキャンプファイヤーの予定でしたが、夕方から雷が鳴り出し中止となりました。企画を考えていたメンバーはがっかり。それでも気を取り直し、室内でレクリェーションとスタンツの発表を行いました。レクはグループ対抗で行いました。「大根抜き」ゲームでは、皆力が入りすぎて見ているほうはハラハラ。ゲーム後筋肉痛になった人が何人かいたようです。ほかにも「変なオバケ」になったり、「どんぐりコロコロ」ゲームなど、童心に返って楽しみました。スタンツ発表は各グループ趣向を凝らし、楽しいものとなりました。普段おとなしい雰囲気の人が、意外な一面を見せてくれたり、韓国の人気俳優ヨ○様を演じたりと、皆で大いに笑いました。

8月13日(日) ボランティア活動&講堂学習

■ボランティア活動
最終日は朝はボランティア活動からスタート。閑谷学校の先生の指示で施設玄関の前の草抜きを行いました。朝から強い日差しと暑さで、少し大変だったかもしれません。予定時間より少し早めに終え、水分補給と休憩を入れました。

■講堂学習
皆、制服に着替えて閑谷学校の先生の案内で講堂へ。この講堂には学習を受ける人たちしか入れません。入り口できれいな靴下を重ねばきして入ります。正座をして先生のお話を聞くこと、大きな声を出して論語の唱和すること等、やや緊張した面持ちで臨みました。慣れぬ正座に途中もぞもぞしたり、しびれを切らせて辛そうな人も。研修の最終日、寝不足気味でも奨学生は元気いっぱいでした。最初は研修に参加するのが億劫だった人も、参加して楽しかった!友達ができた!と喜んでいました。そして、また来年も絶対に参加すると話してくれました。