研修会の報告

平成18年度 秋期研修会(11/3)

11月3日 10:00~12:00 講演会

今年は11月3日の文化の日に、株式会社トンボの本社ビルにて2時間の講演会を行いました。
講師は、風呂敷や和雑貨を取り扱う会社を経営しながら、風呂敷文化を広める活動もされている京都の会社の社長に来て頂きました。

前半は、風呂敷を通して、日本の美意識、文化についてのお話を伺いました。「風呂敷」とはまさしく風呂に入るときに敷いたことから呼ばれるようになったといういわれや、昔の泥棒が唐草模様の風呂敷を背中にしょっている図が多いのは、それが一番目立たない格好であるくらい風呂敷が生活に密着した使われ方をしていたことなど、とても興味深い内容でした。

後半は、「風呂敷の色々な使い方」ということで講師の先生に教わりながら、みんなで実際に風呂敷を使っての実習を行いました。基本的な結び方や包み方に始まり、ペットボトルや普通には包めそうもない長い箱をつつんだり、丸いボールを綺麗につつんだり、ティッシュボックスカバーにしたり、袋状の入れ物にしたり・・・夢中になっていてお昼までの2時間があっという間に過ぎました。

一枚の布も工夫次第で色々なことができるんだ、とあらためて風呂敷の便利さに感心しました。奨学生のみんなは、きっと家に帰って自慢げに家族に紹介したことでしょう。